【コラム】カクタル社長のつれづれ日記 第4回
広瀬 光哉( 株式会社カクタル 代表取締役社長 )
2022年2月1日(火)

会計原則に則った運営の土台を作った1期目

2022年寅年の始まりです。寅年は「成長」や「始まり」の年と言われているそうです。前回の予告通り、今年の抱負や心構えについて、社会全体の幸せや経済成長を祈る気持ちを込めて書きたいと思います。

その前に少し会社の成り立ちにふれると、(株)カクタルは2020年10月に生産管理コンシェルジュの酒田に先行して登記してもらい、起業準備に入りました。2021年4月、前職を退任した広瀬が参加し、6月に東京都千代田区に正式登記しました。最初の登記が2020年10月なので、決算期は昨年の9月で、10月より第2期目に突入しています。1期目の成績は、初期投資もあり累積では赤字決算でした。未体験ことばかりで、あっと言う間に過ぎた1年でした。

売上を作ることを最優先にして臨んだものの、まず自分に課したのは、前職のトップが常々に言っていた「経営とは会計原則に則り運営するものだ」の実践でした。この言葉が頭に染みついていたので、42年間営業しか知らず、会計知識も浅い自分でしたが、「経営するからには仕訳を起こすところから始めよう」と決めました。貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)も自分で作成し、決算まで処理して、会計原則を理解することからスタートしました。仕訳の仕方も含め、会計業務は本当にわからないことだらけでしたが、いろいろな方々の支援を受けてすべての項目の疑問や理解不足が解消され、会計原則に則った運営を行う土台が自分なりにできた1年目となりました。

2期目の今年は、成果を出すことが目標

さて、いよいよ2期目に入ったわけですが、会計原則に則りながら企業運営し、自分が起業した想いを少しでも成果として出していきたいと思っています。その想いとは、「前職での42年間の経験を活かし、日本の縮図である中堅中小企業のDXを進め、少しでも企業発展のお役に立ちたい」という想いです。

このPUREな想いをホームページで表現し、いざ起業したものの、世の中はそんなに甘くありませんでした。1期目はホームページからのコンバージョンは全くなく、なかなか企業と直接お話しできるところまで行きつかないのが現実でした。2期目に入った今年は、ホームページの再度の刷新を試み(2月上旬リニューアル予定)、口コミから案件が発生する努力をし、コンサル事例を一社でも多く経験して、市場から信用される(株)カクタルになりたいと思っています。

私はこれまで、「SIerに任したもののIT化がうまくいかず、どのように再構築したらよいかわからない」「SIer にどう伝えたら、自分たちがほしいと思うシステムができるのかわからない」「今のIT経費が妥当なのか、疑心暗鬼になってしまう」「営業マンの教育強化のやり方を知りたい」「社員のモチベーションアップのための評価制度を構築したいが、どうしたらいいかわからない」などなど、悩みを抱えている企業の生々しい話を多く聞いてきました。(株)カクタルは、こうした企業に対して誠意あるコンサル・提案ができる場を増やしていきたいと強く思っています。

自社の営業自助努力はもちろん、今後は外部とのコラボレーションも増やし、停滞しているIT化・DXと生産性向上のお手伝いをして、日本の企業のお役に立ちたいと思います。そのためにも、今年は一社でも多くのお客様と出会い、ご相談への対応、コンサル・提案が実践できる1年にしたいと思います。ぜひ、よろしくお願いします。

最近は営業強化のご相談をいただくことが多いので、第5回以降のコラムでは「営業とは、営業力とは何か」について、自分の考えや体験を整理して、書いていきたいと思います。

2022年の春。梅の開花です
2022年寅年の春ももうすぐです。梅の開花が始まりました。

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